#12 スウェーデン留学で実感。信頼関係は会話に食らいつくことから|「ただいま」「おかえり」安心して帰る場所。

スウェーデン・スモーランド地方Växjöの、私が住んでいたシェアハウス。 Sweden

こんにちは、ふらっtoMateのtomoです!今回はスウェーデン留学で感じた、大切な仲間に巡り会うために大切なことをお伝えします。これから留学を考えている方、今留学先で友達ができず不安な方にぜひ読んでいただきたいです!

留学先で仲間・友人を作るにはどうしたらいいのか|疑問・不安

留学やワーホリを目指している人にとって、現地での人間関係に不安を感じる方も多いと思います。「周りになじめるかな」「独りぼっちだったらどうしよう」実は、私も留学に行く前はそんな悩みを抱えていました。きっと誰もがそうだと思います。

一人ぼっちでいきなりシェアハウス|英語が聞き取れず話せず黙り込む自分

2022年8月、私はスウェーデン留学を開始しました。日本人の多い寮に入らず、自分で不動産サイトを検索し、8人住まいのシェアハウスに入居しました。私以外は、他のヨーロッパの国々から来た留学生で日本人どころかアジア人は私ただ一人でした。

シェアハウスのフラットメイト達は良い人ばかりで、出会った当初からとても優しくしてくれました。しかし、一つ大きな課題がありました。会話についていけなかったのです。私たちはよくリビングのソファーでくつろぎながらだらだらと語らいあっていました。しかし、留学開始当初の私は、その会話をうまく聞き取れず、そのせいで意見を話を振られてもうまく答えられませんでした。あとから振り返れば皆ヨーロッパ各国訛りの英語を話していたため、英検やニュース、映画の音声しか聞いていなかった私には、彼らが発することばを拾うことが難しかったのです。そのせいで会話が続かず、悔しい思いをしました。私以外のみんなはあんなに楽しそうにしているのに、会話に入れない。そのような疎外感を覚え、やきもきしていました。勝手になんとなく壁を感じ、このままではこれ以上打ちとけられないかもしれないという不安を抱き始めていました。

踏み出した「一歩」|僕も一緒に行っていいかな

このままではいけない。そう思っていたある日、授業が終わり家に帰ると、フラットメイトのうち2人が、「今から池に泳ぎにいくけど、一緒にどう?」と誘ってくれました。普段なかなか会話が続かず、距離を縮められない悔しさを感じていたため、絶好のチャンスだと思いました。二つ返事で「うん、僕も一緒にいいかな。」と返事をし、すぐに水着をとりに行きました。

家から15分ほど歩き、池につきました。8月であったため、まだ水温は高かったです。それでも、足を踏み入れた瞬間、ひやりとした感覚が全身に走りました。私と友人2人の3人は、慎重に体を池に漬けました。すると次第に慣れていき、最初は強張っていた私たちの顔も和らぎ、笑いがこみ上げてきました。何が面白かったのか分かりませんが、スウェーデンのあの地で、池に、イタリア人とフランス人と日本人が入っている。それが不思議に感じたのかもしれません。お互いの事をあまり知らないままでしたが、まぎれもない共通の体験でした。水を掛け合ったり、遠くまで泳いだりして、30分以上はしゃぎました。池から上がり、家への帰り道では、今までとは比べられないくらい、ぐっと距離が縮まった気がしました。

後から、その友人2人は「tomoはあの時なかなか話さなかったから、乗り気でついてきて驚いたよ」と言っていました。やはり私が会話に入れていないことは、皆分かってくれていて、様子を見ていたようでした。あの時一緒についていって、きっかけを作ったのは正解だったのだと思います。

スウェーデンのスモーランド地方、Växjöの池の写真。2022/9/13撮影。
シェアハウスの近くの池。この池に、3人で泳ぎに行きました。スウェーデンでは池で泳ぐのは一般的なのです。

食らいつくことで耳が慣れる|次第に聞き取れるようにそして自信へ

3人で池で泳いだあの日から、距離をもっと縮められると確信し、私は皆の会話についていこうと以前より必死になりました。このフラットメイト達なら私の事を受け入れてくれるという確信があったのです。彼らが発する言葉に共通する音は何か、繰り返し出てくる単語は何か、耳を澄ませました。もちろん直ぐに全てが分かるようになったわけではありません。しかし、数日、1週間、2週間と経つと次第に彼らの訛りの特徴が掴め、英語として理解できるようになりました。英語そのもの対する私のリスニング力も上がったのだと思います。そして、その頃には少しずつ自分の意見も言えるようになり、会話についていくのも苦ではなくなっていました。必死に会話に食らいついたことで、耳が慣れるまで会話から離脱することなく残り続けることが出来たのです。今思い返すと、あの食らいつきが大事だったと思います。

ヨーロッパの訛りの特徴

第2、第3言語として話される英語には、その話す人物の第1言語により訛りに特徴があります。その例を挙げると、フランス人、イタリア人が話す英語には単語の頭の「h」の発音が脱落します。「hair」を発音する場合、通常、「ヘアー」のように聞こえますが、彼らの訛りだと「エアー」になります。頭の「h」は発音されないのです。これには、彼らの母国語に理由があります。フランス語やイタリア語「h」で始まる単語の「h」が、しばしば発音されないのです。例えば、フランス有名ブランドHermèsは、どなたもご存じだと思いますが、「エルメス」と発音します。また、イタリア語ではホテルを意味する「hotel」の「h」は発音せず、「オテル」のように聞こえます。このように、英語であってもどの国出身の人が話すかにより、訛りにもそれぞれの特徴が現れます。留学や仕事で海外の方と関わる際、このことを頭に入れていると早くなれることができるかもしれません。

私が教えた「ただいま」「おかえり」シェアハウスの習慣へ

会話に次第とついていけるようになった私は、たくさんの事をフラットメイトと話しました。そしてある日、友人と一緒に大学から帰ってくるとき、あることを教えました。「日本では、家に帰るとき、『ただいま』と言、そして家で待つ家族は『おかえり』と言う。これには、『今帰ってきたよ。』『よく帰ってきたね』という意味があるんだよ。」それを聞いた皆は『Cool!』と言い、面白がって真似るようになりました。家に帰ると「ただいま~」と言い、家にいるみんなは「おかえり~」と返す。だんだんそれが馴染み、いつの間にかシェアハウスの習慣になりました。私は大学の授業の課題で図書館に缶詰になることが多かったのですが、ヘトヘトになり帰ってきたとき、「おかえり~」とみんなに言ってもらえて、心底嬉しかったです。安心する、帰ってきたくなる、自分たちの「居場所」私たちのシェアハウスはそんな場所になっていました。その日々を3年経った今でも鮮明に覚えています。

スウェーデン・スモーランド地方Växjöの、私が住んでいたシェアハウス。
私達が住んでいたシェアハウス。3年たった今でも思い出す、帰ってきたくなる場所。

仲間を作るには食らいつくこと|めげずに会話に留まろう。

留学の当初は会話になかなかついていけず、仲間を作れないことへの不安を感じていました。しかし、フラットメイトと3人で池に泳ぎに行き距離が縮まったことがきっかけで、会話に頑張って食らいつくようになりました。そしてそのおかげで耳が慣れ、会話についていけるようになり、最後には自分の「居場所」を作ることができました。友人や仲間を作るには、まずは会話に食らいつき、長くとどまることが大切です。簡単な事ではないかもしれません。しかし、私の場合の池で泳いだ事のように、何か距離を縮めるきっかけを作ると、自分が会話に長く入っても苦じゃなくなるかもしれません。長く会話に食らいつけば、きっと耳が慣れ、自分から話せることも増え、友情をはぐくむことができるはずです。一生の友達を、あなたならきっと作れると思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

それではまた!

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