スウェーデンで生活していてまず驚いたのは、日照時間の短さ。図書館で勉強漬けの私をよそに、一気に現れた夜。不思議な環境に、オーロラが見れるのでは?という希望はますます掻き立てられ、、そんな午後3時半。
今回はスウェーデン紹介のPart 3!
日照時間ーーえ?もう夜?そんな午後3時半
スウェーデンの冬11月。空は朝の9時になっても暗く、午後3時半には真っ暗になってしまいます。図書館の窓際で勉強していると、気付いたらとっくに日は落ちていたということが多々ありました。それは私が時が経つのも忘れて勉強に打ち込んだのではなく、夜の方から早くやってきたという事なのですが(笑)
下の写真はフラットメイトと散歩をした時のもの。16時半でしたがあたりはすでに真っ暗。日照時間の短さに、体内時計の乱れを感じました。

キャンドルの文化
そんな日照時間の短いこの国では、キャンドルは欠かせません。電気をつければもちろん不自由なく明るいのですが、このキャンドルを灯すと心までポっと明るくなるように思えました。

このように、あらゆるお店でキャンドルがたくさん売られています。様々な香りがあり、ムスクやユーカリ等、好きなものを購入することが出来ます。私達フラットメイトは、夜電気を消し、キャンドルの明かりだけで夜更かしし語りあかしたものです。

スウェーデンでオーロラは見れるの?
スウェーデンと言えばオーロラ。でも、本当に見れるの?
はい、本当に見れるんです!!
ただし、条件があればの話。つまり運が良ければ見ることが出来ます。基本的に北極圏に近いほどオーラが出現する確率は高いと言われています。私の住んでいたスモーランド地方のVäxjöは、スウェーデンの中でも比較的南の方でした。北部の地域と比べ、その分見れる確率は低かったです。
また、星空を見るのと同じで、街の明るさがあるとせっかくオーロラが現れてもその光が目立ちません。さらに、天気が曇りだとはるか上空でオーロラが光っていたとしても、雲に覆われてみることは叶いません。様々な条件が合わないとみることはできないのです。
初めてオーロラを見たあの日
私が通っていた大学の留学生のソーシャルメディアのグループがありました。留学生向けの連絡グループです。ある日、そこでだれかが、「今夜、オーロラ見れるかもしれないぞ。」と言いました。オーロラは太陽の活動の影響を大きく受けるため、天気予報同様、ある程度予想でき、その予報アプリまであります。
私は大興奮で友人と、いつもの池まで歩きました。あそこなら、住宅街から離れていて邪魔する明かりもないと考えたからです。0℃の凍てつく寒空の下、私たちは待ちました。オーロラって本当に見れるのかな。そう胸を躍らせていました。月明りの夜空、雲は少なく条件は悪くない。そんな中、誰もが「死ぬまでには1度でも見てみたい」と切望する、あのオーロラを見れるかもしれない。白い吐息の暖かさをよそに、頭がスーっと冴えわたるのを感じていました。
30分ほど待ったでしょうか。ついに、姿を現しました。とおく、うすく、しかし確かに存在を主張し揺れるオーロラです。それは確かな光のベールでした。緑と紫、赤がまじりあい、ゆっくりと動いていました。人生で初めて見たオーロラ。私たちは興奮し抱き合った後、じっと息をのんでこの北欧の神秘を見つめていました。今まで見たどの景色とも違う地球の魅せる夜空。スウェーデンに来てよかった。心からそう思いました。そして世界にはまだ知らない感動がいくつもあるのだなと実感しました。

まとめ
北欧・スウェーデンの気候は日本のそれとはまったく違います。日が短く夜が長い。その夜に現れる神秘のベール、オーロラ。
その感動を少しでも感じでいただけましたか?
もしあなたが今「オーロラを見てみたい!」と感じたあなた、ぜひ行ってください。
そこには想像以上の感動が待っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それではまた!
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