#11アメリカ・ウィスコンシン州滞在記Part 2|現地学校での驚きの発見と銃社会について11歳男子と交わした議論

アメリカ、ミネソタ州の市民図書館。 アメリカ滞在記
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こんにちは!ふらっtoMateのtomoです!今回はアメリカ・ウィスコンシン州で各教育機関を巡り文化交流をした話をします。仕組み・考え方に日本との大きな違いがあり、驚愕しました。

アメリカ・ウィスコンシン州での文化交流

前回の記事で紹介したとおり、私は2020年春に3週間アメリカ・ウィスコンシン州での短期研修に参加しました。そのプログラムの一環として、現地の教育機関をめぐり、日本文化体験の企画運営を行いました。その際、現地の学校を訪問することができ、子ども達とランチを共にしたり、お話をする機会が多くありました。

私たちが企画した文化交流は「書道」「折り紙」の二つに触れること。「書道」では子ども達の名前を漢字にして筆ペンで書いてあげました。例えば、”Emily”だと「絵美里」という感じです。普段見慣れない”Japanese letter”に触れ、そして自分の名前を漢字で表現され、喜ぶ子ども達の姿を見て本当に楽しく、癒されました。「折り紙」ではご想像の通り、鶴や手裏剣や紙飛行機などのつくり方を教え、一緒に遊びました。子ども達がかわいいのは万国共通なのだと感じたのをはっきりと覚えています。

私達が巡ったのは、幼稚園、小学校、中学校、インターナショナルスクール。どこも制服はなく、壁や掲示も日本に比べポップでカラフルでした。文化交流では、普段慣れない英語でコミュニケーションをとる必要があり苦戦しましたが、今振り返るとあの経験が、私にとって英語コミュニケーションの初の原体験となりました。

給食|日本との違いに驚き。ランチは1袋のスナックのみ?

学校を巡る中で、ランチを一緒に食べさせていただくことが多くありました。その中で日本と圧倒的に違うと感じたのは給食の制度と質です。まず、学校ごとの制度には3パターンありました。①完全に給食無し。昼食は各自用意。②給食をとるか、各家庭が選べる。➂全員給食。

①②のパターンの場合、全員もしくは一定数の児童・生徒は昼食を持参します。ここで驚いたのが、給食をとらない児童・生徒の多くがサンドウィッチ・パンなど栄養価の偏ったものしか食べていない事。そして子どもによってスナック菓子を1袋もってくるだけの場合も。

私は不安になり子ども達に聞きました。「毎日ランチはそんな感じなの?」子ども達は、「うん、そうだよー。」「これが普通だよ。」と答えていました。

アメリカの小学校の給食。栄養バランスの偏りをみて驚いた。
アメリカ・ウィスコンシン州の小学校の給食。ピザ、リンゴ、チリコンカーン。(撮影日:2020/3/6)

また、上の写真はカフェテリアの給食です。ビュッフェ形式で好きなものをとるようになっていたのですが、子ども達は野菜が苦手なのでそれ以外ばかりとっていました。そしてその「それ以外」には砂糖たっぷりのブラウニーや脂肪たっぷりのホットドック、そして少しのフルーツしかなく、とても栄養バランスがいいとは言えませんでした。

わたしは正直に申し上げて悲しい気持ちになりました。教育学部で教員を目指していたことから、子ども達の環境にはどこか強い関心があった為、成長期の大事な時期にこのような食事をとっていることが受け入れられませんでした。

同時に、日本の学校給食のクオリティの高さを実感した瞬間でもありました。一汁三菜ついていて栄養士さんが考えたバランスの良い料理が出される。旬の食材を取り入れた献立もたくさんある。そんな環境は「あたりまえ」ではなく、どうやら私達はかなり恵まれていたらしいと、初めて気づいたのです。

銃社会について小学生と議論|「自分の身は自分で守らなきゃ」11歳男子のことば

ある小学校で子ども達と給食を食べていた際、様々な話をしました。その中、「英語、じょうずだね。」とうれしい言葉を受け、コミュニケーションへの慣れを感じてきていました。

そんな折、すこし自身のついた私は、今まで気になっていたことを聞いてみようと思い立ちました。「アメリカでは銃を保有することができるよね?君たちは、それについてどう思う?」今思えば私は小学生になんてことを聞いているんでしょう。対する子ども達の答えは肯定する意見のみ。「正しいと思うよ」「普通じゃないか」私はさらに続けました。「でも、銃って危ないだろう、撃たれたら怪我じゃすまないこともあるじゃないか。」そうすると、ある男の子がこう言い切りました。彼は11歳でした。

「だけど、自分の安全のためだよ。自分の身は自分で守らなきゃ。」

私はこのまっすぐな主張に驚きましたが当時の私の英語力ではそれ以上意見を表現すぐことができず、「そうか、なるほど。意見聞かせてくれてありがとう。」としか言えませんでした。

銃社会、アメリカ。自分の身は自分で守る。このような言葉が11歳の子供からでるという事は、市民の生活に銃が当たり前にしみついていることだと感じました。それと同時に、その子どもが、その年齢ではっきりと自分の立場を主張する「個人」の強さにも、驚きを覚えました。

まとめ|日本とアメリカの違い 学校現場から見える栄養観と銃社会

アメリカ現地の学校を巡るという体験は、栄養観と銃社会という日本との違いに気づかせてくれました。日本の整った学校給食に感謝すると共に、他の面でもよく整備された、恵まれたものがあるはずだと考えるようになりました。銃社会については日本の安全さを相対的に知ると共に、これから変わりゆく世の中で、私たちがそれを守ってさらによくしていかなければならないと感じました。

最後までご覧いただきありがとうございました。このアメリカ・ウィスコンシン州シリーズはまだ続きます!次の記事も読んでいただけるととてもうれしいです。

それではまた!

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